埼玉県佛教保育協会(以下、「埼佛保」)は、昭和31年に当時の埼玉県佛教会会長の倉持秀峰師(埼玉県蕨市・和光幼稚園園長)の呼びかけにより宗教情操の涵養と保育技術の向上を目的ととして、当時、県内44の佛教園が会員となり発足されました。現在は61の加盟を得て、会員相互の研鑽と協調を軸に佛教精神に基づく活動を展開しております。

「埼佛保」は一般財団法人埼玉県佛教会の佛教布教団体としての一翼を担い、各宗教等関係団体との連絡協議をはかり、広く佛教布教に寄与しております。一般財団法人埼玉県佛教会が年1回開催している「埼玉県佛教徒大会」の記念法楽には、要請があった場合に開催地近隣の加盟園に協力いただき、献灯献花に協力しております。

  昭和52年10月に開催された第25回全日本佛教徒会議埼玉大会を記念して、第1回「佛教幼児画展」が埼玉会館で開催され、2回目は昭和61年7月に開催された第19回全国佛教保育埼玉大会を記念して行われております。それ以後、1〜2月に現在のさいたま市文化センター展示室を会場(別会場の場合もあり)に開催しています。

平成16年には第20回、平成26年には第30回の記念を迎え、十文字学園女子大学教授の平田智久先生をお迎えして特別研修を行いました。ここ最近の参加園は13園で、約400作品前後を展示しております。出展された園児には、会場で表彰と記念品の授与を行います。

  「春季研修会」は、新年度の「理事会」で内容を協議の上、例年5月頃に開催される「総会」の日に合わせて開催しております。加盟園の園長・主任・教諭を対象として、幼児保育に活かすことのできる実技研修の他、幼児教育に関する様々なテーマを取り上げた座学中心の研修会などを開催しております。
   《日時/会場》 平成21年5月27日(水)15:40〜17:10/蓮田幼稚園(蓮田市関山)
  ○講 師 盛田 正孝 師(曹洞宗大本山総持寺 後堂)
  ○演 題 『佛教と幼児教育』
   平成22年5月28日(金)16:00〜17:30/埼佛会館(さいたま市浦和区)
  松居 和 氏(埼玉県教育委員会 委員長)
  『なぜ私たちは0歳児を授かるのか(親心の幸福論)』
   平成23年6月1日(水)15:00〜17:00/埼佛会館(さいたま市浦和区)
  水島 広子 氏(精神科医・元衆議院議員)
  『子育てのための親育て』/緊急ミニ講座『震災トラウマの対処法』
   平成24年5月30日(水)15:00〜17:30/埼佛会館(さいたま市浦和区)
  浜守 栄子 氏(岩手県大船渡・シンガーソングライター)
  東日本大震災復興支援ライブコンサート
  阿部 恵 氏(道灌山学園保育福祉専門学校保育部長)
  シアター遊びの第一人者阿部恵先生のペープサート実技講習
   平成25年5月29日(水)15:30〜17:50/埼佛会館(さいたま市浦和区)
  若盛 正城 師(認定こども園こどものもり園長、松伏町寶珠院)
  『こども園での生活と学び ー子ども・子育て3法と今後の動向を受けてー』
  小口 ゆい 氏(朗読女優)
  『みすゞが見た夢 ー金子みすゞの詩の世界ー』
   平成26年5月21日(水)15:30〜17:15/埼佛会館(さいたま市浦和区)
  徳田 克己 氏(筑波大学医学医療系教授)
  『世界の子どもの実態から 日本の子どもにかけているものを考える』
   平成27年5月20日(水)15:30〜17:00/埼佛会館(さいたま市浦和区)
  安見 克夫 氏(東京成徳短期大学教授)
  『子ども・子育て支援新制度における課題と展望』
   平成28年5月25日(水)16:00〜17:00/埼佛会館(さいたま市浦和区)
  西東 桂子 氏(教育ジャーナリスト)
  『”今時のママ”を理解しママたちに信頼される保育者を育てよう』
  「夏季研修会」は2年に1回(隔年)開催。例年、1泊2日の旅程で開催しており、宿泊先のホテルなどを会場に、座学と実技の2本立てで研修を実施しております。
   《実施日程/研修先・会場》 平成21年7月23〜24日/大洗ホテル(茨城県)
  ・研修会@ 演題/講師 『絵画の指導〜幼児画展に向けて』/平田 智久氏(十文字学園女子大学)
  ・研修会A 演題/講師 『造形あそび』/平田 智久氏(十文字学園女子大学)/
  ・その他内容/移動手段 地曳網体験、原始真宗大本山願入寺住職による法話拝聴/貸切バス
   平成23年7月27〜28日/石和温泉(山梨県)
  ・研修会@ 演題/講師 『命の教育、和太鼓演奏付き』/吉田 永正氏(永照寺幼稚園)
  ・研修会A 演題/講師 『保育のための折紙の技術』/黒岩 琢磨氏(日本折紙協会)
  ・その他内容/移動手段 昇仙峡ロープウェイ・パノラマ台、昇仙峡ほうとう会館でほうとう手作り体験/現地集合
   平成25年7月30〜31日/松島温泉(宮城県)
  ・研修会@ 演題/講師 『子どもたちの造形あそび』/保坂 遊氏(聖和学園短期大学)
  ・研修会A 演題/講師 『被災地の現状』/鎌田 順子氏(桜木はなぞの幼稚園)
  ・その他内容/移動手段 東松島市・東日本大震災被災地視察、曹洞宗瑞巌寺参拝/貸切バス
   平成27年7月29〜30日/曹洞宗大本山永平寺(福井県)、金沢(石川県)
  ・研修会@ 演題/講師 『1.5人称の関わり 〜支えあって生きる幸せ〜』/渡邊布教部部長(大本山永平寺)
  ・研修会A 座禅体験
  ・その他内容/移動手段 諸堂拝観、精進料理体験、金沢兼六園観光/北陸新幹線

   ※夏季特別研修会 平成28年7月30〜8月1日/全国仏教保育福島大会、磐梯、会津(福島県)
  ・公社)日本仏教保育協会  7月30・31日:「日仏保」福島大会/ホテルハマツ(郡山市)
  ・埼玉県佛教保育協会  8月1日:夏季特別研修会/福島磐梯熱海温泉・ホテル華の湯
    永年勤続者表彰、五色沼、檜原湖、鶴ヶ城、猪苗代湖周辺見学/県内各地から貸切バスで移動

   平成29年8月4〜5日/熱海(静岡県)、曹洞宗大雄山最乗寺(神奈川県)
  ・研修会@ 演題/講師 『子どもたちの健やかな成長のために』/幸島 美智子氏(子育てアドバイザー)
  ・研修会A 演題/講師 『音楽に合わせてダンスを楽しみましょう』/鈴木 隆氏(東京家政短期大学)
  ・その他内容/移動手段 大雄山最乗寺にて座禅、法話、精進料理体験、諸堂拝観/貸切バス
  「埼佛保」加盟園に在職する該当職員の労に感謝するとともに、将来への激励の意味を込めて表彰を行っています。表彰は、春季あるいは夏季研修会で会長が表彰し、表彰状の授与ならびに記念品を贈呈しています。勤続表彰の種類は、旧来5年勤続、10年勤続、15年勤続でしたが、平成28年度から20年・30年・40年が追加となりました。研修会の開催がない場合は、申請申込のあった園に賞状ならびに記念品を発送し、各園にて表彰式を実施していただきます。
  「埼佛保」の広報活動として機関紙『くれよん』を発行しております。夏季研修を開催した年度は年に2回発行し、研修会の開催報告の他、永年勤続者表彰者や『埼玉県佛教幼児画展』に参加された先生方や出展された園児の保護者に感想文を寄稿してただいております。
   第31回・福岡大会 平成22年7月29日(木)〜30日(金)/助成金申請(加盟)園へ参加助成金の支給
  ○会 場 筑紫女学園(福岡市)
  ○内 容 開会式、基調講演、懇親会、分科会、閉会式(開催期間中)
   第32回・栃木大会 平成24年8月2日(木)〜3日(金)/助成金申請(加盟)園へ参加助成金の支給
  ○会 場 日光市鬼怒川温泉・あさやホテル
  ○内 容 開会式、基調講演、懇親会、分科会、閉会式(開催期間中)
   第33回・京都大会 平成26年7月26日(土)〜27日(日)/助成金申請(加盟)園へ参加助成金の支給
  ○会 場 7月26日:ウェスティン都ホテル京都/27日:京都華頂大学、京都華頂短期大学
  ○内 容 開会式、基調講演、懇親会、分科会、閉会式(開催期間中)
   第34回・福島大会 平成28年7月30日(土)〜8月1日(月)/助成金申請(加盟)園へ参加助成金の支給
  ○会 場 7月30・31日:ホテルハマツ(郡山市)/8月1日:福島磐梯熱海温泉・ホテル華の湯
  ○内 容 開会式、基調講演、懇親会、分科会、閉会式(開催期間中)/※7月31日:永年勤続者表彰
   第35回・愛知大会 平成30年7月27日(金)〜28日(土)/助成金申請(加盟)園へ参加助成金の支給
  ○会 場 27日:日本特殊陶業市民会館ビレッジホール/28日:愛知学院大学名城公園キャンパス
  ○内 容 開会式、基調講演、懇親会、分科会、閉会式(開催期間中)
  ※赤字:「埼佛保」実施事業です。 
(名称)
第1条 本会は、埼玉県佛教保育協会という。

(目的)
第2条 本会は、一般財団法人埼玉県佛教会の佛教布教団体として佛教の理念にのっとった情操教育と保育技術の向上を図り、会員相互の連絡提携を密にすることを目的とする。
また、一般財団法人埼玉県佛教会及び各宗教等関係団体との連絡協議をはかり、広く佛教布教に寄与する。

(事務所の所在地)
第3条 本会の事務所は、さいたま市浦和区高砂4丁目13番18号埼佛会館におく。

(会員)
第4条 本会は、埼玉県内所在の佛教関係幼稚園並びに保育園(所)および認定こども園をもって組織し、会員園の教職員等が所属する。

(事業)
第5条 本会は、第1条の目的を達成するため、次の事業を行う。
・佛教保育教職員及び園長設置者の研修
・所属乳幼児の健全育成
・佛教情操教育並びに布教活動
・佛教保育等に関する資料の提供
・会員相互の連絡協議
・その他必要な事業

(役員)
第6条 本会に、次の役員を置く。
   ○会長1名  ○副会長若干名  ○理事若干名  ○会計2名  ○監事2名

第7条 役員は、次により選出する。
・会長及び副会長は、理事がこれを互選する。
・理事は、会員がこれを互選する。
・会計は、理事がこれを互選する。
・監事は、会員がこれを互選する。

(役員の任務)
第8条 役員は、次の任務を遂行する。
・会長は、会務を統理し会を代表する。
・副会長は、会長を補佐し、会長に事故あるときは理事会承認の上その職務を代行する。
・理事は、本会の運営にあたる。
・会計は、会の経費の事務的処理にあたる。但し、日常の会計については、事務職員が処理する。
・監事は、本会の会務、理事の業務執行状況及び会計を監査する。

(役員の任期)
第9条 役員の任期は、2年とする。
 2 役員に欠員が生じた場合、理事会を開催し選出する。その任期は、残任期間とする。

(顧問)
第10条 本会に顧問をおくことができる。
 2 顧問は、理事会にはかり会長が委嘱する。

(総会及び理事会)
第11条 総会は、毎年度1回開催する。但し、理事会で議決された場合には、臨時に開催することができる。
 2 総会の定足数は出席者及び委任状の合計数をもって成立する。
議決は出席者の過半数を必要とする。
 3 総会において次の議事を行う。
   ・前年度決算及び事業報告
   ・当該年度予算及び事業計画
   ・役員の承認
   ・規約の改正
   ・その他必要な事項

第12条 理事会は、会長が招集し開催する。
 2 理事会の成立は、理事の5分の3以上の出席(委任状を含む)を必要とし、議決は出席者の過半数を必要とする。
 3 理事会において次の議事を行う。
   ・計画事業の遂行について
   ・次年度予算及び事業計画の審議
   ・各委員会の連絡及び調整
   ・役員の選出
   ・規約改正について
   ・その他必要な事項

(委員会)
第13条 本会事業推進のため次の委員会をおく。但し、必要に応じ理事会にはかり、その他の委員会をおくことができる。
  ・研究委員会
  ・企画委員会
 2 委員会は、次の企画実施にあたる。
  ・研究委員会…佛教保育研修、課題研究、広報、その他
  ・企画委員会…おさとりの会、佛教幼児画展、その他
 3 委員は、県内4ブロック(東西南北)の各地区から会員の互選により若干名選出し、理事会の承認を得て会長が委嘱する。
 4 委員長、副委員長は、委員の互選により各1名選出し、委員長は理事を兼ねる。
 5 委員の任期は、2年とする。但し、再任をさまたげない。
 6 各委員会議は、委員長が招集し、委員長が議長となる。
 7 各委員会の議決は、理事会の承認を必要とする。

(会計)
第14条 本会の経費は、会費・助成金・灯明料・その他をもってこれにあてる。

第15条 会費は会員より徴収し、その額は総会の定めるところによる。

第16条 本会の会計年度は、4月1日に始まり翌年3月31日に終わる。
(事務局)
第17条 本会の事務は佛教会事務職員に委託し運営する。事務委託にあたっては、理事会の承認を総会で報告する。
 2 事務局長は佛教会承認の上、佛教会事務局長が兼任する。

(改正)
第18条 この規約を改正するときは、理事会にはかり、総会で決定する。

附則
1 本規約は、昭和31年3月26日から施行する。

附則
1 本規約は、昭和43年5月22日から施行する。
附則
1 本規約は、平成6年4月1日から施行する。
2 慶弔規定については、別に定める。

附則
1 本規約は、平成9年5月17日から一部改正し施行する。
2 会費段階表及び慶弔規定については、別に定める。

附則
1 本規約は、平成16年6月9日から一部改正し施行する。
2 会費段階表及び慶弔規定については、別に定める。

附則
1 本規約は、平成23年6月1日から一部改正し施行する。
2 会費段階表及び慶弔規定については、別に定める。

附則
1 本規約は、平成29年5月1日から一部改正し施行する。
2 会費段階表及び慶弔規定については、別に定める。
埼玉県神社庁 立正佼成会 カトリック川越教会 天理教 日本基督教団 一般財団法人埼玉県佛教会